
クリスマスリースを作るのにヒイラギが見つからないので、庭に生えてた南天で代用。
難を寄せ付けないという縁起ものなのでね。
それにしても綺麗な赤。
きっと葉の緑が無ければこの実の赤もここまで輝かないんだろうね。
昔、「この世に存在する物には全て必要とされる役割がある」という「存在の哲学」を教えて貰った。
コップにだって水を入れる役目があるように、全て何かの役に立っていて必要とされているという哲学。
この葉も光合成や防虫だけでなく、実の赤を際立たせる為に緑として存在しているのかも。
際立った魅力的な赤は鳥の目にも入りやすそうだしね。
種を鳥に運んでもらう為にできた自然界の役割なのかもしれないな。
そもそも様々な関係をもつ全ての生態系の世界には無駄なものは一つもなく、お互いが存続する為にバランスを取り合っているという事を聞いた事がある。
これは存在の「哲学」ではなく、存在できている「結果」だと思う。
たとえば高尾山には様々な生態系がバランスを保ちながら生きている。
ここにトンネルを一つ掘るだけで山に蓄えられた水が血を吹き出すかのように溢れ出し、やがて水が枯れ生態系のバランスは崩れていく。
存在するために保たれていたバランスが「快適さ」のために壊されていく。
正直自分も毎日トンネルは使うし快適な生活を送らせてもらってる。
ただ、その快適さの裏にある代償を考えながら利用しなければいけないな。
ウチらも動物という立場で存在しているんだから。
以前働かせてもらっていたアサンテサーナカフェの佐山さんにこういった事を言葉ではなく、いつも体感させてもらいながら教えてもらった。
野生に近づくために夜の山の中をナイトハイクしたり、寝袋一つ持って山で野宿したり、その山の湧き水でご飯を炊いたりコーヒーを淹れたり。
おかげで沢山教えて貰った事が未だに心にガンガン響いてる。
と同時に自分はこの生態系のバランスで何に役立っているのかがまだよく分からない。 いや、きっと役立っていないんだと思う。
ただこういった事を食事やカフェを通して色々な人に発信していく事はできる。
あの緑の葉と赤い実の関係で言ったら、緑の葉の立場として赤い実をみなさんに届ける事が今の自分の役割。
今年も生産者さんが作ってくれた魅力的な食べ物を多くの方に提供する事ができた。
そういった価値ある日々を送らせていただいている事に感謝します。
そしてだいぶ余談が長くなりましたが・・・
冬季休業のお知らせです。
本年は大晦日12月31日まで通常営業いたします。
来年1月1日〜1月15日まで冬季休業とさせて頂きます。
今回もこの時間を利用して魅力的で美味しいものをみなさん届けるために様々な物を身につけてきますので期待していて下さい!
さぁ今年も残すところ僅か、とても忙しいこの時期、ストレスを感じたら元気の良い滋養ある食べ物で吹き飛ばしましょう!!
earth tree cafe
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