
山から色々な物を吸収する。
そして海で余計な物を洗い流す。
とてもシンプルな僕らの生活。
どちらかが無くなっただけで相当キツくなるだろうね。
森羅万象全ての物や事は絶妙なバランスによって保たれている。
自然界の中に不必要な物など無いんだと教えてもらいました。
山と海にもきっと切り離せない関係があるような気がします。
僕が今住んでいる所は山の麓。
そして職場は海の前。
山から海に向かう川に沿って通勤しています。

大山から流される綺麗な川の水はダイレクトに海へ流れ出ています。
多くの生態系はその流れに寄り添い生きています。
その生き物達が出す糞や屍骸も次の生態系への生きる糧として引き継がれます。
それら生き物がいる限り自然のまま綺麗な水は海へと繋がり、また海洋の生き物達へと繋がれていきます。
僕たちサーファーもこの流れの恩恵を受けています。
いつも綺麗な海や河口付近の完璧なバンクは山と海の関係からできているという事に気づきます。
さて、この完璧なバランスの一方に人が余計な手を加えたらどうなるんだろう?
例えば山の斜面を利用した大型設備管理の為に大量の除草剤などを撒きつずけたら。
きっと全てのバランスが崩れていくでしょう。
例えば必要以上の樹々をほんの数ヶ月で大量に伐採してしまったら。
長い時間をかけて形成された山の土砂は崩れ落ちて川や海は濁っていくでしょう。
長い年月をかけて作られたバランスを現代の技術で一瞬にして壊すのはとても危険だと思う。
「山を削り多くのエネルギーを作り出す」という話を聞きました。
必要ないね!
山は僕らがエネルギーを吸収する場所なんだ。
自然との付き合い方をゆっくり時間をかけて考えた方がいいよ。