
昨日もたくさんの方がearth treeに訪れてくれました。
いつも様々な方がこの樹(earth tree)に立ち寄ってくれる、そうしてこの店の毎日異なるgreat vives満載の日常が作られて行きます。
本当にありがたい事であり、そして決してこれは当たり前でなないという事にも気づかなければなりません。
こうして幸せな日常を送れている事、またそれは関わる人たちによってそういった日常を送らせていただけているんだという事。
そしてこの暖かいバイブレーションは受けるだけではなく、同じように人へ与え循環させて行く事が大事なんだと。
何かそんな事を改めて受け止めさせていただいた2018年の3.11でした。


いつも通り菜の花が黄色く咲き、海では変わる事なく波が割れている。
道では梅の花が雪みたいにヒラヒラ降って、その中を幼稚園生と優しそうな先生が歩いている。
店内は華やかな女性の笑い声と子供達のクスクス笑う声。
男たちはアフターサーフの昼からのビールを楽しむ。
こんな春の日常が7年前も同じようにあったと思います。
震災がなければきっとこんな日常も当たり前に何も考えず色薄く通り過ごしていたでしょうね。
以前お店で被災した方々と招いて「語る会」をやりました。
その中の相沢さんの話を今でもよく思い出します。
3月10日はとても空が綺麗な夜で高校生になる相沢さんの娘さんは親友を誘って流れ星を見に行ったそうです。
新年度が始まる時期ですし高校生の女の子たちはきっと星にお願い事を沢山したのでしょう。
しかしその翌日、あの震災が起こりました。
街は津波にのまれ、相沢さんはボートを出して流された人を救助しに向かったそうです。
その中で瓦礫の中で流されている、昨日娘さんと流れ星を見ていた親友を見つけました。
ボートに引き上げ「大丈夫だ大丈夫だ」と声をかけ「ありがとうありがとう」と言っていたそうです。
それから数年後、娘さんと親友は今まであまり触れる事がなかった震災当時の事をLINEでやりとりしました。
そこには心にしまいきれない切実な思いが溢れるように書かれていたそうです。
救助してくれた相沢さんの事、家族を失った事や辛い悲しいという気持ちが人に伝えられない苦しさ。
ある時、家族を失った事を人に笑いながら話してしまった事があったそうです。
その後一人になり、笑ってしまった事をとても後悔し「ごめんね わたし笑いたくなんかないんだよ」と謝っていたそうです。
星にお願い事をする純粋な10代の子たちには、とても重すぎるものを背負う事になってしまったと思います。
純粋で人を思う心があるが故に笑顔で失った家族の事を話たと思います。
本当に辛かったと思うよ。
前日までの晴天と満天の星空、そして11日の吹雪そして震災。
当たり前に過ごしている何気無い日常だけど、一瞬のうちに別の世界になってしまうことだってある。
そう、奇跡的なこの日常をもっと色濃く過ごして行かなきゃ!
ちょうど昨日は鴨川でオリンピックのサーフィン強化合宿が行われていました。
そんな中、日本代表キャプテン Masatoshi “Mar” Ohno さん! も earth tree で一休み。
こんな日常も素敵です!!
日の丸を胸に一丸となっているサーファーを始めて見たような気がします。
2020年、全ての日本人にきっと大きな感動と勇気と変化を与えるでしょうね!!
楽しみにしています。