素朴なパン

ここ最近、このパンの魅力に惹きつけられています。

「これは究極のsimplicityだ!」とkujika the ovenのhiroko先生が言っていたけど、ホント理想的なシンプルな世界が詰まったパンだ。

水と小麦と塩、あとは天然の自然酵母だけのパン。

惣菜パンのような旨味をプラスするような小細工は一切無し!

直球勝負のワイルドパンだ。

焼く事以外は全て自然のサイクルに寄り添いながらになるので味わいを決めるのも自然次第。

つまり酵母の働きがとても重要になってくる。

この自然酵母で作る発酵種にはとても気を使わなくちゃいけない。

毎朝同じ時間に餌やりをしてフレッシュな環境を作ってあげる。

若さを維持する為に行う儀式みたいな事をほぼ毎日。

サイクルは多少違うけど、この若さ維持の儀式は人も同じ。 

餌やりとフレッシュな環境を与えるのはとても大切。

 

中はしっとりもっちりクラム、外皮はパリッとしたクラストというのが理想的。

味は素朴で風味は酸味を抑えたのが僕の好み。

これらが揃っていれば間違いなく食事が楽しくなるはず!

今年からパコっていうフランス人の社員が仲間入りしたんだけど、彼はこのパンを「食事する時に横に置いておけるパンだ」と言う。

食事の味を邪魔しない、会話を邪魔しない、でもテーブルに置いておきたい。

主役では無いけれど、こいつが居ないと何か調子悪い。

よく漫画なんかである主役のイケメンの後ろで大きな斧持ったゴツい大男みたいな存在かな。

そんなパンが作れればと思い毎週焼いています。

まずはこのカントリーブレッド、ジャンボン・ブールというハムとバターのシンプルなサンドで提供しようと思っています。

パンといえばやっぱりフランス。

パコが「フランスではパンは日常」と言っていたし、だからスペシャルなものじゃなくて彼の地元のスタンドで道端的に愛されている素朴なサンドが一番しっくりくるんじゃない? って思った。

主役の自家製ハムと脇役のパン、そして華やかに香るバター。

これからの季節、キリッと冷えたナチュラルなワインと一緒に肩肘貼らず昼間から遊べるスナックになりそうです!

お楽しみに〜